Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2 W主演SPインタビュー!

いよいよ本日から配信がスタートしたNetflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2。

原作はサンデーで連載され、そしてうぇぶりでも配信中の麻生羽呂先生の人気連載だ。

世界的に大ヒットしたシーズン1から更にレベルアップしたシーズン2の見どころを、

W主演の二人に聞いた!

Netflix版『今際の国のアリス』とは

2020年12月10日よりNetflixにて世界190カ国にて配信された実写ドラマ。
ストーリーの面白さに加えVFXやアクションの仕上がりも素晴らしく、70カ国以上の国と地域でTOP10入り。
日本のみならず、世界的に人気の作品に。

 

守りたい仲間たちのために命をかけるアリスに注目してください

 

ーーいよいよ「今際の国のアリス」シーズン2の配信がスタートします。シーズン2ならではの見どころはどういうところだと思いますか?

 

 

山﨑賢人(以下、山﨑) シーズン1との大きな違いが、それぞれの“げぇむ”の対戦相手側に、そのゲームを支配しているゲームマスターがいるということです。

それぞれのゲームマスターの生き様や言葉がすごく魅力的で好きでした。

 

 

ーー中でも特に印象に残っている“げぇむ”はありますか?

 

山﨑 「すうとり」での山下智久さん演じるキューマとの戦いは、原作を読んでいたときから好きでした。

正々堂々と戦うキューマというキャラクターも、アリスとの関係性も大好きです。

山下さんの生き様と、キューマの生き様に重なる部分があるようにも感じて、ひとつひとつの言葉にすごく説得力があって……うん、いい戦いでした。

受け取るものがいっぱいあって、心に響きました。

 

 

ーー他に印象に残っているキャラクターはいますか?

 

山﨑 タッタはかなり好きですね。めっちゃカッコいい男だと思います。

あとは、後半でチシヤとニラギとアリスの三つ巴のシーンがあるのですが、3人それぞれの生き方、考え方の違いがあって。

めちゃめちゃ印象に残っています。

 

 

ーーシーズン2ならではのアリスの魅力はどんなところにあるのでしょうか?

 

山﨑 自分の命よりも優先して守りたい人ができて、そのために命をかけるという意思の強さが見えるところです。

一方で、死んでいった仲間のためにも、今際の国の答えが分からないまま死ぬのも嫌。

仲間のために命をかけるけど、自分も生きて元の世界に戻りたい、答えを見つけたいという明確な意思を持っているところがシーズン2のアリスのカッコよさなので、そこは意識して演じていました。

 

 

ーー土屋太鳳さん演じるウサギとのシーンで大事にしていたことはありますか?

 

山﨑 シーズン1のときよりもアリスの中でウサギが大切な人になっているので、

その心の変化を感じるためにも、ウサギとのシーンはひとつひとつ大事に育てていきました。

また、心が変化するスピードが原作と違う部分もあるので、

太鳳ちゃんと二人で「このときはアリスはこう思ってて、ウサギはこう思ってるよね。だからここはまだ、気まずい関係だよね」とか、話しながら進めていました。

 

 

ーーそんな土屋さんとの撮影裏話をひとつ教えてください。

 

山﨑 二人で野生のうさぎを捕まえるシーンがあるのですが、

うさぎはCGで後から足されるので、撮影時は透明なうさぎを追いかける演技をしなきゃいけなかったんです。

監督からは「二人の動きに合わせてうさぎの映像を作るので」って言われたので、

かなり自由にアドリブも交えながらうさぎを追いかけたのが楽しかったです。

最終的に公園の滑り台の上にうさぎが登ったってことにして、滑り台の上まで追いかけたんですが、

完成した映像を見たらそこはカットされていました(笑)。

 

 

ーー最後に、サンデー読者にメッセージをお願いします。

 

山﨑 シーズン2はCGもアクションもシーズン1よりパワーアップしています。

日本の作品で見たことないような映像の連続なので、まずはシンプルに視覚的にめちゃめちゃ楽しめます。

生きること、人生についてすごく考えさせられる内容なので、

「今際の国のアリス」が皆さんの人生にいい影響を与えられたらいいなと思います。

 

 

 

\ここからは土屋太鳳さんインタビュー!/

どんな人生を生きている方でも共感できるのが魅力です!

 

ーーシーズン2の製作が決まったと聞いたときは、どう思いましたか?

 

土屋太鳳(以下、土屋) 出演している私たちも、視聴者の皆さんと同じように、シーズン1のラストについて「ここで終わるの⁉︎」と思っていたので、良かった〜!と。

また監督やスタッフさん、出演者の皆さんとお会いできるのも楽しみでした。



 

ーー土屋さん演じるウサギの、シーズン2ならではの見どころは?

 

土屋 心情がより複雑になっているところです。

もともとウサギには、社会への失望感や恐怖心から、元の世界に帰りたいけど帰りたくないという葛藤があって。

でも、アリスや仲間を大切に思う気持ちが芽生えたことで、ウサギ自身の気持ちも変化していく。

シーズン1とはまた違うウサギが見られるのではないかと思います。

 

 

ーー撮影する上で、特に難しかった“げぇむ”やシーンはありますか?

 

土屋 「ちぇっくめいと」は難しかったですね。

ウサギの心情も複雑になりますし、台風の中での撮影で、雨もすごくて。

台風の目に入った瞬間に「今だ今だ!」って急いで撮るんですが、

ロケ地が火力発電所だったので、今度はセリフが聞こえないという(笑)。

タイムリミットもあったので、限られた時間の中で必死に気持ちを作って動いて、

監督やスタッフさんも必死でそれに合わせて動いてくれるという撮影でした。



 

ーー山﨑賢人さん演じるアリスとの関係性も、シーズン1から変化していそうですね。

 

土屋 シーズン1では葛藤するアリスをウサギが引っ張っていくという関係でしたが、シーズン2ではそれが逆転します。

アリスと心の距離が近づくことで、ウサギの中の弱さや迷いが表に出てきやすくなったんです。

山﨑さんとはこれまでも何度か共演させてもらっているので、目線の使い方や空気感みたいなものでも、2人の微妙な距離感を表現できたかなと思います。

 

 

ーーシーズン2から参加する魅力的な新キャストの方々も多数。特に印象的だった方はいらっしゃいますか?

 

土屋 キューマ役の山下智久さんは、学生時代から様々なドラマで見ていた方だったので、そんな方とご一緒できるなんてすごく貴重な経験でした。

キューマはヌーディストなのですが、裸でこんなに品があるってすごいな…!と思って。

本当に原作のキューマそのものだよね、という話を、他の共演者ともしていました。

 

 

ーー撮影時、山下さんとは何かお話しをされましたか?

 

土屋 肉体作りのためにストイックな食生活を送られていたそうで、「鶏肉は何グラム食べてるんですか?」とか、そういう話をしました(笑)。

山下さんって、何事も常に究極まで挑む方なんだなと刺激を受けて。

私もウサギとして、とにかくこの世界で最後まで必死で生きようと思いました。

 

 

ーー最後に、サンデー読者にメッセージをお願いします。

 

土屋 シーズン2はVFXや撮影技術も進化していますし、キャラクターそれぞれの生き様もしっかり描かれて、見応えのある作品になっています。

学校や会社など、どんな人生を生きている方も共感できる部分があるのが「今際の国のアリス」の魅力だと思っているので、

ぜひ共感しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。


山﨑さん、土屋さん ありがとうございました!

 

『今際の国のアリス』原作マンガはこちら!

 

ドラマ『今際の国のアリス』撮影現場潜入ルポ!

 

Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』
原作: 麻生羽呂『今際の国のアリス』(小学館「少年サンデーコミックス」刊)
監督: 佐藤信介


[キャスト]
山﨑賢人 土屋太鳳
村上虹郎、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、恒松祐里、渡辺佑太朗、森永悠希、町田啓太、磯村勇斗、井之脇海、毎熊克哉、さとうほなみ、山本千尋、金子ノブアキ、阿部力 青柳翔、仲里依紗、山下智久

©麻生羽呂・小学館/ROBOT